オブジェクト指向UI(OOUI)デザイン4章レベル1まで読んだのでメモ
なぜ読んでいるのか
プロダクトを良くするため
再現性のあるUI設計手法を探していたため
各章のメモ
1章 オブジェクト指向UI
オブジェクト指向UIと、タスク指向UIの違いについて
オブジェクト指向UI(名詞->動詞)
- 操作対象(オブジェクト)を選択し、次にオブジェクトに対するアクションを選ぶ
- タスク(やりたいこと)を選び、次にオブジェクトやパラメータを指定する
タスク指向UIの問題
モーダルで、操作の自由度を奪い、余計な手続きを増やしてしまう
例外的に、ATM画面等の操作対象が明確なら良い
2章 オブジェクト指向UIの設計プロセス
モデル、インタラクション、プレゼンテーションの順で具象度があがる
しかしその順でやる必要はない
グラフィックの形を優先的に検討するべきで、裏にある構造はプレゼンテーションとメンタルモデルの間の整合性をとるためのものに過ぎない
3章 オブジェクト指向UI設計の実践
- オブジェクトの抽出
- ビュートナビゲーションの検討
- レイアウトパターンの適用
等の実践的な手法の紹介
4章 ワークアウト
メモアプリケーションを例にワークアウトを行った
印象的だったこと
グラフィックの形がデザインの目的という記述
- 私はバックエンドの実装に引きづられて書いてしまう事が多く意識の変更が必要となると感じました
4章レベル1メモアプリケーションのデザイン
- 1,2,3章の手順に従うと、ほぼ解説に近い形になり、手法に再現性を感じました
- また、SimpleNoteや、iPhoneのメモ等、使いやすいと感じたメモアプリも同様のUIになっていると感じました
4章の残りのワークアウトをやります
自分がTUIツールを好むのは、タスク指向からオブジェクト指向への変遷を楽しんでいるからかもしれません
疑問
エンジニアがUI/UXを決定する局面では、実装等のソフトウェア的事情を忘れたほうが良い?
- この実装だとcontext面倒になりそう, この機能だとAPI新規に生やす必要がありそう, 等心理的な抵抗で無意識のうちに「OOUIに基づいた実装」から「実装しやすい実装」によっていってしまう問題がありそうです
- これはバックエンド、フロントエンド両方の実装力を上げてどんな実装が必要になっても全く抵抗感ない状態、または実装を楽しめる状態になれば解決できそうですが、出来るかは怪しいかもしれません
タスク指向と、オブジェクト指向の使い分けはどうすれば良い?
- ATMがタスク指向でも許される例としてあげられていたが、他に許される場合はあるのか?
- 特定の業務アプリなら許されるのか?
- 特定の業務かつ複数タスクの場合はどうか?
参考
OOUI – オブジェクトベースのUIモデリング(sociomedia様サイト)
オブジェクト指向UIデザイン──使いやすいソフトウェアの原理 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)(アマゾンリンク)
Object-Oriented Interface(IBM様サイト)